「実践! 書き描き塾」で支援させていただいた団体さんをご紹介します。

(こちらの原稿は、成果発表イベント「書き描き展」で各団体さんが発表された内容です)

 

NPO法人 伊賀の伝丸 さん

NPO法人 伊賀の伝丸
私たちはこんな団体です!

 NPO法人伊賀の伝丸〜TSUTAMARU〜は、1999年4月「言葉の壁を乗り越えてともに住み良いまちづくりをする」ことを目指し、通訳のできる者など約20名で設立。2003年に事務所開設、2005年4月に特定非営利活動法人として登記し、今年で13年目を迎えました。
 主な事業は、多言語での通訳・翻訳・生活相談、日本語やポルトガル語の語学講座、そして多文化共生に関する講師派遣です。通訳・翻訳の対応言語は、ポルトガル語・スペイン語・中国語・英語・タイ語など約10言語に対応しています。文化や習慣の違う人々が、心とこころを伝えるときに足りないものを補い、少しのスキマを埋めていくこと。これが伝丸の仕事です。

 

「書き描き塾」応募の動機。

 任意団体設立から13年、地道な活動を続け、地域の方に徐々に応援いただける団体になってきたと自負していました。しかし、団体のPR力が弱く、デザイン会社や印刷会社に企画提案を求めたこともあったのですが、理念の反映されたものが、なかなか作成できませんでした。結局、パンフレットは昔の冴えないままのものを使用し続けており、ロゴマークは公募したものを約4年間使用していますが、団体の成長に合わせてリニューアルしたいと考えるようになりました。
 理念の反映されたパンフレット、ロゴマークにリニューアルし、想いや実績が伝わるようなものにしたいと思い今回応募させていただきました。

 

 

 2007年初めてロゴマークを公募し、全国から応募された21点の中から、山形県在住の方の作品に決定させていただきました。
 伊賀の「い」伝丸の「つ」、全体でこころと心を伝える丸(○)として、ハートの手でさらに住みよいまちづくりに貢献する姿を表しています。パンフレットは、リニューアルしたいと思いつつも時間がなく、なんとなく使い続けていたものです。

製作ロゴ&キャラ

 英語表記をベースに、伝丸のコンセプト『伝えて回る』を、視覚でイメージできるように表現しました。同時にキャラクターも作成し、代表理事が伝丸を立ち上げたきっかけでもある海外在住時代に受けた恩を返したいという初心を忘れないため、そして日本の象徴、恩返しの象徴でもある鶴をモデルに作成しました。チラシ等で使用するキャラクターを統一することで、伝丸のイメージを浸透させていきたいです。
 パンフレットは団体のアピールに力を入れ、伝丸の事業内容をより明瞭にし、より親しみやすく気軽に問合せいただけるものを目指しました。


 「伊賀の伝丸」を知らない方からは、よく'デンマルさん'と呼ばれることが多くあります。どうもラーメン屋の「伝丸」の影響が強いようです(笑)。今後は、ロゴを見れば漢字の読める人も読めない人も「あの'つたまる'さん」とわかり、こころと心を伝えるために地道に、かつアクティブに活動してるイメージを多くの人に持っていただけるのではないかと期待しています。
 今回、書き描き塾に参加したことで、新旧スタッフが設立のきっかけや、今までの経緯、そして団体への思いや今後のビジョンなどを共有することができ、話合いの大切さを再認識させてくれました。今後は、ロゴの説明をするとき、どのスタッフもつたまるの想いを熱く語ることができると思います。団体のイベントやセミナー開催時に、ロゴの入ったユニフォームを着用します。見た方の記憶に残り、チームワークの良い、信頼のある団体とみていただけるはず! またパンフレットのリニューアルをきっかけに、今まで以上に多くの方に「つたまる」を広報したいと考えています。
 今回、この支援を企画してくださり、毎回大幅に遅れがちの「宿題」にも微笑みながらサポートしてくださったMブリッジさんに心から感謝です!